食べてすぐ寝ると、牛になるってほんと?!

料理人セラピストの森内弘志です。

今日は、ちょっとことわざからの話題です。

食べたあと、すぐに寝たら牛になる

ということわざを、聞いたことがありますか?

子どもの頃に、お父さんやお母さんに言われた経験の

ある方もいるかと思います。

以前、知人からこんな話を聞いたことがあります。

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昔むかし、商人たちが案内人を立てて、

野宿をしながら旅をしていました。

長旅のため、途中で食糧が尽きてしまいましたが、

運良くウサギが狩れたので、

案内人が調理して商人達に振る舞いました。

空腹がみたされた商人達は、旅の疲れもあり、ぐっすり眠りました。

翌朝、商人達が目覚めると、案内人が鍋で何かを煮ています。

たずねると、案内人は答えました。

野生の牛が捕れたので、鍋にしました

食べてみると、牛にしては肉が固く、あまりおいしくありません。

案内人は言いました。

野生の牛は、こんな味です

食糧があるだけましだなと思い、

食事をすませた商人達は、また旅を続けました。

翌朝、商人達が目覚めると、香ばしいにおいがしました。

見ると、案内人が肉の塊を焼いています。

また、牛が捕れました

そうして何日か、野生の牛を食べながら、旅を続けました。

そのうち、商人達は、奇妙なことに気づきました。

一緒に旅をしている仲間の数が、少しずつ減っているのです。

目の前で、今日も、野生の牛の肉の塊が、香ばしく焼けています。

よく見ると、牛にしては、ずいぶん小さい気がします。

商人は震える声で案内人に聞きました。

本当に、牛の肉なのかね?

案内人は、表情を変えずに答えました。

牛は、食べてすぐ寝ますよね?

ここから、食べてすぐ寝ると牛になる

ということわざが生まれたそうです。

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今回、ふとこの話を思い出して、調べてみましたが、

どこをさがしても、そんな話は出てきませんでした。

代わりに、第一次世界大戦中のある村の話で、

同じような設定の話が見つかりました。

きっとどこかに、元ネタがあるのでしょうね。

要は、食べてすぐ寝たら、牛のように太るという、

いましめのためのことわざなんですね。

でも、実際の牛は、食べてすぐ寝たりはしません。

反芻はんすうするために、じっとしているだけです。

昔の人には、それが寝ているように見えたのかもしれません。

食べてすぐ寝ると、消化不良になる可能性もあると考えたのでしょう。

ちなみに、現代医学では、

食べてすぐ寝る事を推奨する医師もいるようです。

食べて直後に激しい運動をするリスクを考えれば、納得できます。

とはいえ、あまり行儀のいい行動ではありませんが。

食べてすぐ寝る事の是非はさておき、

消化不良にならないために、気を付けるといいことはいくつかあります。

直後(1時間くらい)に、激しい運動をしない

直後(1時間くらい)に、入浴しない

しっかり咀嚼する(理想は1口30回)

激しい運動の直後(30分くらい)に、食事しない

入浴直後(30分くらい)に、食事しない

しっかり咀嚼するに関しては、

唾液に含まれる消化酵素のおかげで、咀嚼することで、

胃腸での消化吸収がしやすくなるのですよね。

では、激しい運動の直前直後、そして、入浴の直前直後。

これは何故でしょうか?

胃腸で分解された栄養素は、血液によって全身に行き渡ります。

食後は、消化吸収するために、

身体の中心に近い部分に血液が集まるわけです。

そんな状態で激しい運動や入浴をすると、

身体の表面の方に血液が行ってしまい、胃腸付近の血液が不足します。

結果として消化不良になるわけです。

激しい運動や入浴は、食事の直前直後には避けること。

そして、食材の本来の味を知るためにも、

しっかりよく噛むことをオススメします。

また、噛む事で満腹中枢が刺激され、

いつもより少ない量でも満足感を得られます。

ウエイトダウンを目指す場合にも、

しっかり咀嚼することは効果的だと思いますよ

写真はイメージです。

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